先日、アーセナル(Arsenal)がイングランドプレミアリーグ03-04シーズンに無敗優勝を成し遂げた件について記載しました。
当時のアーセナルの強さを再認識しましたが、その時の中心選手について改めて確認してみようと思います。
今回はオランダ代表デニス・ベルカンプ選手です。
アーセナルのレジェンド ベルカンプのプロフィール
名前:デニス・ベルカンプ(Dennis Nicolaas Maria Bergkamp)
生年月日:1969年5月10日
国籍:オランダ
ニックネーム:アイスマン
経歴
1986-1993 アヤックス(オランダ)
1993-1995 インテル・ミラノ(イタリア)
1996-2006 アーセナル(イングランド)
アヤックス時代
1986年に17歳でトップチームにデビュー。239試合122ゴール。
1990年からオランダリーグで3年連続得点王に輝いています。
また、1991-1992シーズンのUEFAカップ決勝では、イタリアのトリノを破り優勝を成し遂げました。
UEFAカップ決勝でのベルカンプの雄姿はこちら。
当時のチームには、ダニー・ブリント、フランク・デ・ブール、ヴィム・ヨンク、アーロン・ヴィンターなど、のちに有名となる選手が多く在籍していました。
1992-1993シーズンにはこんなスーパーゴールも決めています。
インテル・ミラノ時代
アヤックスでの活躍を受けて、1993年からイタリアのインテル・ミラノに移籍。
1993-1994シーズンのUEFAカップでは、決勝でオーストリアのザルツブルクを破って優勝しています。決勝戦の様子はこちら。
UEFAカップでは活躍したものの、リーグ戦では全く活躍できず、2年目にはベンチを温める日が続きます。
アーセナル時代
1995年にイングランド・アーセナルに移籍。
リーグ戦では1997-1998シーズン、2001-2002シーズン、そしてインヴィジブルズとして有名な2003-2004シーズンに優勝。
背番号10、チームの中心選手として長年活躍しました。
特に、2001-2002シーズン ニューキャッスル戦のゴールは伝説のゴールとして、いまも語り継がれています。
左サイドからパスを出したのはフランス代表ロベール・ピレス。
ペナルティエリア手前で、ポストプレーを行うと思いきや、相手DFが詰めてくるのを予測し、ワンタッチでかわします。左足でボールにスピンをかけ、DFとGKの間の絶妙な位置にボールを運んでいます。これは彼の一瞬の閃きから狙って生まれているプレーであり、決して偶然ではありません。(断言したい!!)
この時のDFはギリシャ代表ニコス ダビザス選手。ギリシャ代表で長らく活躍した名DFです。
そのDFをいとも簡単にかわし(といっても、身体・腕の使い方もまた見事!)、また、身体を逆方向に開き、GKを嘲笑うかのような正確なインサイドキックでゴール。
GKはアイルランド代表シェイ・ギブン。プレミアリーグでは長年にわたりスーパーセーブを連発してきたGKです。
こんなゴールをいとも簡単に決めてしまうなんて、改めてその凄さを認識しました。
オランダ代表
1994年アメリカ大会では3得点をあげベスト8に貢献。準々決勝のブラジル戦では1ゴールを挙げながらも、2-3で惜しくも敗戦。
1998年フランス大会でも3得点をあげベスト4入りに貢献。準決勝はまたもブラジル。PK戦までもつれる激闘の末、またも敗戦。
1998年フランス大会準々決勝のアルゼンチン戦でのゴールは、ワールドカップ史上最高のゴールのひとつとして語られています。
まとめ
- アヤックス時代は3年連続得点王、UEFAカップ制覇など活躍
- インテル・ミラノ時代はUEFAカップ制覇はしたものの、リーグ戦では全く活躍できず
- アーセナル時代は中心選手として活躍。プレミアリーグ03-04シーズンには無敗優勝を達成。
- 01-02シーズン ニューキャッスル戦でのゴールはプレミアリーグ史上ベストゴールに選定される。
- オランダ代表ではベスト4が最高だが、スーパーゴールを含めチームに貢献
- 98年フランス大会アルゼンチン戦でのゴールはワールドカップ史上最高のゴールの一つとされる。
デニス・ベルカンプ選手がいかにすごい選手であったか、わかって頂けたでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
アーセナル03-04シーズンの無敗優勝(インヴィジブルズ)の記事はこちら
https://pepeblog.net/2019/07/08/arsenal03-04/