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アーセナル無敗優勝(03-04シーズン)を振り返ってみた

2019年7月8日

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アーセナル無敗優勝(03-04シーズン)を振り返ってみた

ここ何年か、優勝はおろかトップ4からも遠ざかってしまっているアーセナル(Arsenal)。

そこで今回は過去の余韻に浸るべく(!)、過去の優勝シーズンを振り返ってみたいと思います。

03-04シーズン プレミアリーグ無敗優勝

2003-2004シーズンにプレミアリーグで初めての無敗優勝を達成しました。

26勝12分0敗 得点73 失点26 得失点差 +47 勝点90

1シーズンの最多勝点は17-18シーズンのマンチェスターシティの勝点100(32勝4分2敗)であるため、勝点だけ見るとそれほどではありませんが、なんにせよ負けていないというのはすごい記録です。

また、2位チェルシーが勝点79のため、そこまでのぶっちぎり感はありませんが、当時はその強さが際立っていました。

無敗優勝を成し遂げたチームを「インヴィンシブルズ(The Invincibles)」というようですが、この言葉はこのシーズンのアーセナルを指すことが多いようです。なんだかうれしいですね♪

03-04シーズンの基本フォーメーションは以下の通り。

今見てもスキのないメンツですね。
4-4-2と表現されがちですが、実際にはベルカンプをトップ下に置く4-4-1-1もしくは4-5-1と言われるシステムです。

GKはおいておいて・・・、守備では岩のような身体のイングランド代表ソル・キャンベルと、MFからコンバートされたコートジボワール代表のコロ・トゥーレが屈強な身体を活かし守備を固めます。

左サイドバックのアシュリー・コールは持ち前のスピードを活かし、積極的な攻撃参加で攻撃にも厚みを加えます。

一方、右サイドバックのカメルーン代表ロウレンは堅実なプレーで右サイドを制圧します。

ボランチの2枚、フランス代表パトリック・ヴィエラとブラジル代表ジウベルト・シウバが高い身体能力と守備力で相手の攻撃を未然につぶします。

攻撃では、主に左サイドのフランス代表ロベール・ピレスがゲームを組み立てます。左サイドで右利きというのは今や当たり前ですが、当時はそれほど多くはなかった記憶があります。

ピレスは確か前年に大怪我を追っていて、試合から遠ざかっていたのですが、このシーズンではその鬱憤を晴らすかのような活躍をしていたと思います。

右サイドではスウェーデン代表フレデリック・ユングベリは豊富な運動量で上下に動き回り、フランス代表ティエリ・アンリ、オランダ代表デニス・ベルカンプと連動しゴールに迫ります。

アンリはこのシーズンで30得点をあげ、得点王に輝いています。

そして、ベルカンプは創造性のある選手で、難しいプレーもいとも簡単にやってのけてしまいます。

ゴールもアシストもできる万能プレーヤーとして、アーセナルでは一時代を築きました。

 

このチームの改善点を強いて上げるとすると、GKドイツ代表イェンス・レーマンの不安定さと、右サイドバックのロウレンの積極性の乏しさだと思います。

ロウレンはもともとMFで、ヴェンゲルがDFにコンバートした選手です。

そういう事情もあるので致し方ないのかもしれません。

確か元トップ下だったので、創造性豊かな選手と思いきや以外に堅実のイメージ。

レーマンは気性の粗さは皆の知るところなので改善は無理ですね(笑)

 

当時のアーセナルの状況については、下記の書籍でも語られています。

 

 

まとめ

  • 引き分けは多いものの、無敗でシーズンを終えた。「インヴィジブルズ(The Invincibles)」と呼ばれる。
  • アンリは30得点で得点王に。
  • ベルカンプ、ピレス、リュングベリが攻撃をサポート
  • ジウベルト・シウバ、ヴィエラが中盤でつぶし役に。
  • 屈強なキャンベル、K・トゥレが守備を固めた
  • レーマンは気性が荒い・・・

過去の記憶とともに記載しているため、事実と異なる箇所がありましたら、ぜひツッコミをお願いします(笑)

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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