10/16 日本代表VSウルグアイ代表が埼玉スタジアム2002で行われました。
日本代表は森保一監督体制になってから3試合目。前の2試合はどちらも勝利を飾っていますが、ウルグアイという世界の強豪国との対戦は初となり、森保ジャパンの世界での立ち位置を計る意味でも楽しみな試合になりそうです。
ウルグアイは現在FIFAランキング5位。2018ロシアワールドカップでは優勝したフランスに0-2で敗れましたが、ベスト8という結果を残しました。2018年の試合結果を見てみましょう。
- 2018.03.23 ウルグアイ 2-0 チェコ(チャイナカップ)
- 2018.03.26 ウルグアイ 1-0 ウェールズ(チャイナカップ)
- 2018.06.08 ウルグアイ 3-0 ウズベキスタン(親善試合)
- 2018.06.15 ウルグアイ 1-0 エジプト(ワールドカップ グループA)
- 2018.06.21 ウルグアイ 1-0 サウジアラビア(ワールドカップ グループA)
- 2018.06.25 ウルグアイ 3-0 ロシア(ワールドカップ グループA)
- 2018.07.01 ウルグアイ 2-1 ポルトガル(ワールドカップ 1回戦)
- 2018.07.06 ウルグアイ 0-2 フランス(ワールドカップ 準々決勝)
- 2018.09.08 ウルグアイ 4-1 メキシコ(親善試合)
- 2018.10.12 ウルグアイ 1-2 韓国(親善試合)
直前の韓国戦は敗れましたが、それがゆえに日本戦は2連敗は避けようと臨んでくると予想されます。今回のウルグアイ代表のメンバーはスアレス、ヒメネスは不在であるものの、GKムスレラ、CBゴディン、MFベンタクール、FWカバーニというセンターの主力は健在。また、なんと言っても我がアーセナルのボランチ、ルーカス・トレイラもスタメンに名を連ねています。
Contents
日本代表
ワールドカップメンバーと、若手メンバーをうまく融合したメンバーになっています。私の今日の注目は柴崎選手です。ワールドカップで見せていた、精度の高いパスで試合を組み立てられるか注目してみました。
ウルグアイ代表
ほとんどの選手が世界的に知られているメンバーですね。カバーニ、スアレス(今回は不在ですが)といったFW陣が注目されますが、実はこのチームは守備が固いことが強みです。ゴディン、ヒメネス(こちらも不在)、ムスレラ。このあたりの選手は不動のレギュラーとして長年連携を深めています。この守備陣を日本代表が攻略できるかが注目ポイントです。
試合結果
日本代表 4-3 ウルグアイ代表
<得点者>
日本代表:南野(10分、66分)、大迫(36分)、堂安(59分)
ウルグアイ代表:ペレイロ(28分)、カバーニ(57分)、ロドリゲス(75分)
私の勝手な選手採点
- 東口:6.0
3失点は喫したものの、彼の責任ではない。むしろ、いくつかのビッグセーブを見せて、日本ゴールを救った。
- 吉田:6.0
貫禄も感じるディフェンスラインのリーダーではあるが、三浦との連携に課題を残す。彼の実力からすると、今日の出来は不本意。
- 三浦:5.5
失点につながったパスミスはいただけない。3失点目も中に絞りすぎてマークを離してしまった。とはいえ、カバーニをはじめ屈強なウルグアイFW陣にも負けないフィジカルと球際の強さはたくましく見えた。代表経験を積んでいけば期待できる。
- 長友:7.0
相変わらずの運動量と、中島との好連携により左サイドを制圧した。中島を追い越すオーバーラップを何度も繰り返し、中島とともに相手の脅威となった。
- 酒井:6.5
数は多くなかったものの、オーバーラップと正確なクロスは好印象。堂安を走らせる右サイドでの縦パスは幾度か相手を脅かした。ただ、失点シートでは相手に競り負けた場面も。
- 柴崎:5.0
期待していた分、残念な結果となった。ワールドカップで際立っていた精度の高いくさびのパスやスルーパスは最後まで見られなかった。試合勘のなさが原因か?レギュラーで活躍できるクラブを探したい。
- 遠藤:7.5
中島と並び本日のMVPに推したい。豊富な運動量、献身的なディフェンス、正確なパス、そして絶妙なポジショニングと攻守にわたって存在感を示した。彼の献身的な動きにより、ウルグアイの攻撃を遅らせ、また、攻撃では前線とのつなぎ役となるポジショニングとシンプルなプレーで貢献した。
- 中島:8.0(MVP)
本日のMVP。ボールを持つと常に前に仕掛け、相手の脅威となった。課題であったボールロストも少なく、相手を翻弄。ドリブルが際立っているのはもちろん、今日はシュートも積極的に放ち、また、長友との連携により左サイドを制圧した。
- 南野:7.5
1点目のゴールは見事。中島からの縦パスを絶妙なトラップでゴディンをかわしゴールに流し込んだ。2点目も簡単なようで難しいシュート。こぼれ球を吹かさずによく抑え枠に飛ばした。
- 堂安:7.0
前半こそ目立つ機会は少なかったが、後半は右サイドで躍動。3点目はペナルティエリア内にも関わらず、冷静にインサイドで左隅に流し込んだ。かわした相手はゴディン。簡単ではなかったはず。
- 大迫:7.5
ゴディンやコアテスという屈強なDF陣を背にしても、きっちりとポストプレーができ、攻撃の起点となった。あのDF陣を相手にあそこまでボールキープできる日本人が出てきたことに驚きを感じる。1得点はしたものの、他にも何度か決定機があったため、もう少しシュート精度をあげたい。
攻撃陣に関しては常に前に仕掛け、これまでの日本代表にはなかったワクワク感が見られた。守備陣もウルグアイ代表相手に奮闘していたものの、不用意なプレーから3失点を喫したのはもったいない。ただ、今後連携を高められらば失点は減らせるはず。
今日の試合は私的にはこれまで見てきた日本代表の中でもベスト3に入るくらい楽しい試合でした。こんな試合を続けてほしいなぁ。
最後まで読んでいただきありがとうございました。